【翻字】
東嶺(とうれい)和尚
あらわれて 鏡(かゞみ)に ものは 移(うつ)れども 中々色(いろ)は分らざりけり
〇師名は円慈(ゑんじ)号は東嶺江州の 人也九才にて出家す壮(そう)なるに及びて 古月翠岩(こけつすいがん)の門に遊び去(さつ)て故 郷の山上に菴居(あんご)し日夜に精苦(せいく) す又駿陽(すんやう)に至(いたつ)て白隠和尚に 随侍し遂(つい)に老師(らうし)平生の受(じゆ) 用(よう)に徹(てつ)し豆州に龍沢(りやうたく)寺を 開(ひら)きて老師を開山(かいさん)とし自(みづか)ら 其二世に居して宗風(しうふう)をつぐ寛 政四年閏二月十九日其郷里に 寂す寿七十二 勅して佛護(ぶつご) 神照(しんせう)禅師と諡す
東嶺和尚
あらわれて 鏡に物は 写れども 中々色は 分らざりけり
〇師、名は円慈、号は東嶺、江州の人なり。九才にて出家す。壮なるに及びて、古月翠岩の門に遊び、去つて故郷の山上に菴居し、日夜に精苦す。又、駿陽に至つて、白隠和尚に随侍し、遂に老師平生の受用に徹し、豆州に龍沢寺を開きて、老師を開山とし、自ら、その二世に居して、宗風をつぐ。寛政四年閏二月十九日、その郷里に寂す。寿七十二。 勅して、佛護神照禅師と諡す。
【語釈】
古月:古月禅材。江戸中期の臨済宗の僧。
翠岩:翠巌従真。古月禅材の法を嗣いだ臨済宗の僧。
駿陽:駿河国
平生の受用に徹し:不詳
龍沢寺:現静岡県三島市の臨済宗寺院
寛政四年:1792年
翠岩:翠巌従真。古月禅材の法を嗣いだ臨済宗の僧。
駿陽:駿河国
平生の受用に徹し:不詳
龍沢寺:現静岡県三島市の臨済宗寺院
寛政四年:1792年
【解説】
本書の最後、50人目は東嶺円慈です。紹介文はその略歴です。
歌は平易ですが、禅・仏教的な含意はよくわかりません。
歌は平易ですが、禅・仏教的な含意はよくわかりません。

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