『能狂言』下120 出家座頭狂言 しゆうろん
▲アド「《次第》《あたりて出る》《謡》南無妙法蓮華経。蓮華経の経の字を、きようせんと人や思ふらん。
これは、都六條辺の出家でござる。某、未だ甲斐の身延へ参詣致さぬによつて、この度思ひ立ち、身延へ参り、只今が下向道でござる。まづそろりそろりと参らう。誠に、我が宗体を褒むるではござらぬが、甲斐の身延程、ありがたい所はござらぬ。これからは、再々身延参りを致さうと存ずる。あら。連れもなや。まづ、この辺りに休らうて、似合はしい者も通らば、言葉を掛け、同道致さうと存ずる。
▲シテ「《次第》《謡》南無阿弥陀仏の六つの字を、南無阿弥陀仏の六つの字を、むつかしと人や思ふらん。
これは、都黒谷の出家でござる。某、未だ信濃の国善光寺へ参詣致さぬにより、この度、善光寺へ参り、只今が下向道でござる。まづそろりそろりと参らう。誠に、我がしゆうていを褒むるではござらねども、善光寺程ありがたい所はござらぬ。これからは、度々参詣致さうと存ずる。あら。連れもなや。良い連れがな欲しい事ぢや。道々雑談を致いて参らうものを。
▲アド「いや。これへ似合はしい者が参る。急いで言葉を掛けう。
いや。なうなう。しゝ申し。
▲シテ「やあやあ。こちの事でござるか。何事でござるぞ。
▲アド「いかにもこなたの事でござる。聊爾な申し事ながら、こなたは、どれからどれへござるぞ。
▲シテ「愚僧の。
▲アド「中々。
▲シテ「都へ上る者でござるが、何ぞ御用ばしござるか。
▲アド「何ぢや。都へ上ると仰せらるゝか。
▲シテ「中々。左様でござる。
▲アド「それは、幸ひな事でござる。愚僧も都へ上る者でござるが、連れ欲しうて、この所に休らうて居ました。苦しうなくば、お供致しませう。
▲シテ「只今もひとり言に、良い連れがな欲しいと申してござる。成程、お供致しませう。
▲アド「扨は、御同心でござるか。
▲シテ「いかにも同心でござる。
▲アド「それならば、まづこなたからござれ。
▲シテ「せん次第にござれ。
▲アド「先と仰せらるゝによつて、愚僧から参らうか。
▲シテ「それが良うござらう。
▲アド「さあさあ。ござれござれ。
▲シテ「参る参る。
▲アド「まづ、お笠を召せ。
▲シテ「心得ました。
▲アド「扨、かやうにふと言葉を掛け、同道致すも、他生の縁でがなござらうぞ。
▲シテ「仰せらるゝ通り、他生の縁でがなござらう。かう参るからは、互に虫腹がゝぶらうとも、都までは篤とお供致さう。
▲アド「何が扨、篤とお供致さうとも。
▲シテ「扨、こなたは、どれから都へは上らせらるゝぞ。
▲アド「愚僧は、自体、都の者でござる。
▲シテ「都では。
▲アド「六條辺の出家でござるが。
▲シテ「ふう。
▲アド「この度、法の水上なれば、甲斐の身延へ参り、只今が下向道でござる。
▲シテ「ふう。和御料のなりを、最前からつくづくと見るに、身延参りをせいで叶はぬなりでおりやる。
▲アド「こなたは、良い目利きでござるの。
▲シテ「ちとお待ちやれ。
▲アド「心得ました。
▲シテ「これはいかな事。例の情ごは者に寄せ合はいた。何と致さう。路次すがら、なぶつて参らうと存ずる。
▲アド「いや、申し申し。
▲シテ「何事でおりやる。
▲アド「こなたは又、どれから都へは上らせらるゝぞ。
▲シテ「愚僧の。
▲アド「中々。
▲シテ「某も、自体、都の者でおりやる。
▲アド「都では。
▲シテ「つゝと辺土。
▲アド「辺土では。
▲シテ「東山。
▲アド「東山では。
▲シテ「黒谷の出家でおりやるが。
▲アド「ほう。
▲シテ「この度、信濃の善光寺へ参り、只今が下向道でおりやる。
▲アド「ふう。そなたのなりを、最前からつくづくと見るに、善光寺参りをせいで叶はぬなりでおりやる。
▲シテ「和御料も、良い目利きでおりやるの。
▲アド「ちとお待ちやれ。
▲シテ「心得た。
▲アド「これはいかな事。例の黒豆数へに寄せ合はいた。何と致さう。思ひ出いた。外さうと存ずる。いや。申し申し。
▲シテ「何事でおりやる。
▲アド「愚僧はこなたに逢うて、近頃面目もない事がござる。
▲シテ「それは又、いかやうな事でおりやる。
▲アド「さればその事でござる。この所に待ち連れのあつたを、はつたと忘れて、こなたと同道致さうとお約束致いてござるが、待たいで叶はぬ連れでござるによつて、こなたは先へござれ。
▲シテ「こゝな人は。一旦、出家沙門の云ひ交はいた事を、翻すといふ事があるものか。はて、そなたが待たば、愚僧も待たうわ扨。
▲アド「その連れが、一日二日で参らうやら、廿日三十日手間が取れうも知れぬ程に、平に先へ行て下されい。
▲シテ「廿日三十日の事は扨置き、一年が二年なりとも待たうわ扨。
▲アド「何ぢや。一年が二年なりとも待たう。
▲シテ「中々。
▲アド「それは誠か。
▲シテ「誠ぢや。
▲アド「真実か。
▲シテ「一定ぢや。
▲アド「愚僧は、その様に待つてはならぬ。待ちたくば、そなたばかり待たしめ。
▲シテ「和御料が急がば、愚僧も急がう。
▲アド「のかしめ。
▲シテ「何と召さる。
▲アド「この広い街道を、人にかぶりつく様にせねば、ありかれぬか。
▲シテ「そなたが急ぐによつて、愚僧も急いだ。
▲アド「いかに急げばとて。
▲シテ「なうなうなう。そこな人。
▲アド「何事ぢや。
▲シテ「何が腹が立つぞ。
▲アド「何も腹は立たぬ。
▲シテ「その様に腹をお立ちやるな。愚僧はそなたに、ちと異見をしたい事がある。
▲アド「いや。そなたに何も、異見を受くる覚えはないが。あらば仰しやれ。
▲シテ「それならば云はう。そなたの宗体を、世間で情がこはいと云ふ。
▲アド「さうは云ふまいがの。
▲シテ「まづお聞きやれ。法華経の、一部の、八巻のと云うて、長い経を読まうより、某が宗体にならしめ。愚僧が宗体のありがたさは、経を読む事は扨置き、たゞ南無阿弥陀仏とさへ唱ふれば、決定往生疑ひがない。これ。この珠数は、法然上人の持たせられた珠数なれども、さる仔細あつて、愚僧が手へ渡つた。これを戴かせて、身共が弟子に致さう。
▲アド「いや。その法然とやらが生臭い珠数は、厭ぢや。
▲シテ「と云うても、戴かせずには置くまい。南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。
▲アド「厭ぢやと云ふに、厭ぢやと云ふに、厭ぢやと云ふに。あゝ。けがらはしい事かな。
▲シテ「扨も扨も、身にも笠にもつく様に、厭がるわ。
▲アド「いや。なうなう。
▲シテ「何事でおりやる。
▲アド「愚僧は又、そなたに異見をしたい事がおりやる。
▲シテ「身共こそ、何も異見を受くる覚えはないが。あらば仰しやれ。
▲アド「それならば云はう。まづ、そなたの宗体を、世間で愚鈍なと云ふ。
▲シテ「さうは云ふまいがの。
▲アド「まづ聞かしめ。あそこの隅へ行てはぐどぐど、こゝの隅へ行てはぐどぐどゝ、先へも行かぬ黒豆を数へうより、愚僧が弟子にならしめ。某が宗体のありがたさは、南無妙法蓮華経と唱ふる事は扨置き、お経を戴いても、即身成仏は疑ひない。この珠数は、元祖日蓮大聖人の持たせられた珠数なれども、さる仔細あつて愚僧が手へ渡つた。これを戴かせて、身共が弟子に致さう。
▲シテ「いやいや。その様な情のこはい珠数は、戴きたうもおりない。
▲アド「と云うたりとも、勧むる功徳共に成仏。南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経。
▲シテ「厭ぢやと云ふに、厭ぢやと云ふに、厭ぢやと云ふに。それ程戴きたくば、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。
▲アド「あゝ。厭ぢやと云ふに。厭でおりやる、厭でおりやる、厭でおりやる。あゝ。けがらはしい。何と致さう。いや、この所に宿を取らう。
物申。案内申。
▲宿「案内とは誰そ。どなたでござる。
▲アド「旅の修行者でござる。いち夜の宿を貸して下されい。
▲宿「易い事。貸して進じませう。つゝと通らせられい。
▲アド「それは忝うござる。その儀ならば、通りませうか。
▲宿「つゝと通らせられい。
▲アド「心得ました。
《この言葉の内に、笑うて》
▲シテ「扨も扨も、身にも笠にも付く様に、嫌がる。かやうに致いて参らうならば、いつ参り着くともなう、都へ上るでござらう。南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。これはいかな事。今いち人の者は、どれへ行た事か知らぬ。定めて、宿を取つたものであらう。愚僧も宿を取らう。
物申。案内申。
▲宿「又、表に物申とある。案内とは誰そ。どなたでござるぞ。
▲シテ「旅の出家でござるが、只今これへ、我ら如きの者は、参りませぬか。
▲宿「いかにも御出なされて、お宿を申してござる。
▲シテ「私は、あの者の連れでござる。私にも、何とぞ宿を貸して下されい。
▲宿「易い事。かう通らせられい。
▲シテ「忝うござる。
▲宿「つゝと通らせられい。
▲シテ「心得ました。
扨、きやつはどこ元に居る事ぢや知らぬ。さればこそ、あれにつゝくりとして居る。
いや、なう。和御料は、宿を取るならば、取ると云はいで。出し抜いて宿を取つたの。
▲アド「そなたは又、これへ来たか。
▲シテ「はて。来いで何とせう。連れぢやものを。
▲アド「編みつれた身ではあるまいし。
▲シテ「又、どれへやら行くわ。
▲アド「申し。ござりまするか、ござるか。
▲宿「何事でござる。
▲アド「私は、あの出家と一つに居とむなうござる程に、別の間があらば、貸して下されい。
▲宿「いやいや。別の間はござらぬ。見ますれば、御出家同士の事でござるによつて、一緒にござつたが良うござる。
▲シテ「申し。別の間はござるまいの。
▲宿「中々。ござらぬ。
▲アド「あるやらないやら、何をそなたが知つて。
▲シテ「はて。あれ程ないと仰しやるを、借らうと云ふが、情がこはい。なうなうなう。そこな人。
▲アド「あゝ。姦しい。何事ぢや。
▲シテ「何がその様に腹が立つぞ。
▲アド「何も腹は立たぬ。
▲シテ「その様に腹を立てずとも、愚僧が思ふは、夜も長し、夜もすがら宗論をして、どちなりとも、ありがたいと聞き入つたかたの弟子にならうと思ふが、これは何とあらうぞ。
▲アド「むゝ。最前からそなたの云ふ事に、一つとしてこれぞと思ふ事はないが、これは耳寄りな。それならば、愚僧が宗体をありがたいと聞き入ると、その儘某が弟子にするぞや。
▲シテ「をゝ。中々。そなたの弟子にならうず。又、某が宗体をありがたいと聞き入ると、その儘愚僧が弟子にするぞや。
▲アド「それは、その時のやうによらう。
▲シテ「それが、情がこはい。まづ、法聞を説かしめ。
▲アド「それならば、説いて聞かさう程に、良うお聞きやれ。
▲シテ「心得た。
▲アド「それ、ほふもん様々ありと云へども、中にも五十展転の随喜の功徳とも、又、ありがたければ、涙とも説かれた法聞。何と、聞いた事があらう。
▲シテ「いかさま、どこやらで聞いた様な。
▲アド「聞かいで何とせう。日本にはびこる程の法聞ぢや。
▲シテ「したゝかな事を投げ出いた。その心を説かしめ。
▲アド「この心は、春、園に芋といふ物を植うるわ。
▲シテ「をゝ。中々。植うるとも。
▲アド「雨露の恵みを受け、一株より四、五十ばかり芽を出し、てんでんに幡を上ぐる。こゝを以て、五十てんでんと名付く。
▲シテ「ほう。
▲アド「まんまと成長させ済まし、片端より刃物を以て薙ぎ取り、丈一寸ばかりに料理して行へば、あら旨やと思ひて、涙がほろりとこぼるゝ。こゝを以て、五十てんでんのずいきの功徳とも、又、ありがたければ、涙とも説かせられた法聞。何と、ありがたい法聞ではないか。
▲シテ「いや。なう。いらぬ料理話をせずとも、早う法聞をお説きやらいで。
▲アド「今のが法聞ぢや。そちが耳へは入らぬか。
▲シテ「何ぢや。今のが法聞ぢや。
▲アド「中々。
▲シテ「それは誠か。
▲アド「誠ぢや。
▲シテ「真実か。
▲アド「一定ぢや。
▲シテ「《笑うて》いつ、釈迦の、ずいきを料理してお参りやつた事があるぞ。
▲アド「この様なありがたい法聞は、そち達の耳へ入る事ではあるまいぞ。
▲シテ「この後で、愚僧が法聞を説くは、惜しけれど、こゝが宗論ぢや。説いて聞かさう。耳を澄まいてお聞きやれ。
▲アド「耳を澄まさずとも、承らう。
▲シテ「それが、情こはな。それ、法聞様々多しといへども、中には一念弥陀仏、即滅無量罪とも、又、ありがたければ、さいとも説かれた法聞。何と、聞いた事があらう。
▲アド「むゝ。風の便りに聞いた様な。
▲シテ「聞かいで叶はうか。唐土、天竺、我が朝、三国にはびこる程の法聞ぢや。
▲アド「夥しい事を投げ出いた。早う心を説かしめ。
▲シテ「この心は、世間に事足らうたお方もあり、又、事足らはぬお方もあるものぢや。
▲アド「をゝ。いかにもあるとも。
▲シテ「その事足らうたお方より、お斎を下されうとあつて、行けば、中には麩、鞍馬の木の芽漬、醍醐のうどめ、牛房、はべん、色々様々の物を、取り調へて下さるゝによつて、あら旨やと思うて、まんまと斎を行ふ。
▲アド「ほう。
▲シテ「又、事足らはぬお方より、おときを下されうとあつても、出家の役ぢやによつて、行かねばならぬ。
▲アド「中々。行かねばならぬ。
▲シテ「その時は、最前のとは引き違へ、焼き塩一菜で下さるゝ。その時、観念の仕様があるが、そなたは知つて居るか。
▲アド「いゝや。何とも知らぬ。
▲シテ「まづ、膳に向かひ目を塞ぎ、南無一念弥陀仏、即滅無量菜々と云うて、目をぽつちりと開いて見れば、最前の如く、中には麩、鞍馬の木の芽漬、醍醐の独活芽、牛房、はべん、色々様々な物が満ち満ちてあるあると思うて、まんまと斎を行ふ。こゝを以て、一念弥陀仏、即滅無量罪とも、又、ありがたければ、菜とも説かれた法聞。何ぼうありがたい法聞ではないか。
▲アド「なうなう。いらぬお斎話をせうより、法聞を説かしめ。
▲シテ「今のが法聞ぢやが、そちが耳へは入らぬか。
▲アド「何ぢや。今のが法聞ぢや。
▲シテ「中々。
▲アド「それは誠か。
▲シテ「誠ぢや。
▲アド「真実か。
▲シテ「一定ぢや。
▲アド「《笑うて》何を云ふか云ふかと思うたれば、それは悉皆、有財餓鬼といふものぢや。
▲シテ「うざいがきとは。
▲アド「はて。ないものをあるあると思うて食ふは、有財餓鬼ではないか。
▲シテ「へ。所詮、非学者論議に負けずと云ふ事がある。某はもはや、寝仏者{*1}致さう。
▲アド「いや、これこれ。もそつと起きて居て、雑談を云はいでな。
▲シテ{*2}「さうもおりやるまい。
▲アド{*3}「そちが寝仏者{*4}するならば、身共は寝法華を致さう。
▲シテ「あゝ、良う寝た。これはいかな事。後夜起きの時分ぢや。さらば、勤めを致さう。南無至心帰命礼四方。にやもにやも。
《と云うて、経を読みて、アドの寝て居るを見て、うなづき、そろそろと立つて、傍へ寄り、耳へ口を寄せて、高らかに「なまうだ、なまうだ」と云ふ。元の所へ座り、又、経読む》
▲アド「あゝ。姦しい。きやつは、夜の目も寝ぬさうな。いや。ごや起きの時分ぢや。愚僧も勤めを致さう。妙法蓮華経。じやぶじやぶ。
《と云うて、経を読む。シテ、強く読むと、アドも負けじと読みて、後には段々とすり寄るを、シテ、見て、笑ひて立つ》
▲シテ「扨も扨も、負けじ劣らじと経を読む。ちと、踊り念仏を始めて、きやつを浮かいてやらう。
《珠数を懐へ入れ、扇にて笠を叩きて》
ぐわんぐわんぐわんぐわんぐわんぐわんぐわん。なまうだ、なまうだ、なまうだ。
《アド、聞きて、肝を潰して》
▲アド「きやつは、気が違うたさうな。愚僧も負くる事ではない。踊り題目を始めて、浮かいてやらう。
《同じく、笠を叩きて》
どんどんどんどんどん。南無妙法蓮華経。
▲シテ「なまうだ。
▲アド「蓮華経。
▲シテ「は。なまうだ。
▲アド「は。蓮華経。
《段々詰めて、後には、法華が念仏を唱へ、浄土が題目を唱へて、互に口を塞ぎて》
▲シテ「《謡》げに、今思ひ出したり。昔在霊山妙法華。
▲アド「《謡》今在西方妙阿弥陀。
▲シテ「《謡》娑婆示現観世音。
▲アド「《謡》三世利益。
▲シテ「《謡》同。
▲両人「《謡》一体と、このもんを聞く時は、この文を聞く時は、法華も弥陀も隔てはあらじ。今より後はふたりが名を、今より後はふたりが名を、妙阿弥陀仏とぞ申しける。
校訂者注
1・4:底本は、「念仏者」。
2:底本、ここに「▲シテ「」はない。
3:底本、ここに「▲アド「」はない。
底本『能狂言 下』(笹野堅校 1945刊 国立国会図書館D.C.)
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