新註世間胸算用(1934年刊)WEB目次
胸算用 大晦日は一日千金 目録
序
巻一
巻一
一 問屋の寛闊女
はやり小袖は千種百品染 大晦日の振手形如件
二 長刀は昔の鞘
浪人細工の鯛つり 大晦日の小質屋は涙
三 伊勢海老は春の紅葉
状の書き賃一通一銭 大晦日に隠居の才覚
四 鼠の文づかひ
据え風呂の中の長物語 大晦日に煤掃きの宿
巻二
一 銀一匁の講中
長町に続く嫁入り荷物 大晦日の祝儀紙子一疋
二 嘘も只は聞かぬ宿
何の沙汰なき取り上げ婆 大晦日のなげ節もうたひ所
三 尤も始末の異見
宵寝の久三が働き 大晦日の山椒の粉売り
四 門柱も皆かりの世
朱雀の鳥おどし 大晦日の喧嘩屋殿
巻三
一 都の顔見せ芝居
それそれの仕出し羽織 大晦日の編笠はかづき物
二 餅花は年の内の眺め
掛け取り上手の五郎左衛門 大晦日に無用の仕形舞
三 小判は寝姿の夢
無間の鐘つくづくと物案じ 大つごもりの人置のかか
四 神さへお目違ひ
堺は内証のよい所 大晦日の因果物語
巻四
一 闇の夜の悪口
世にある人の衣くばり 地車に引く隠居銀
二 奈良の庭竃
万事正月払ひぞよし 山路を越ゆる数の子
三 亭主の入り替はり
下り舟の乗合噺 分別してひとり機嫌
四 長崎の柱餅
礼扇子は開くる事なし 小見せものは知れた孔雀
巻五
一 つまりての夜市
文反古は恥の中々 いにしへに替る人の風俗
二 才覚の軸すだれ
親の目には賢し 江戸廻しの油樽
三 平太郎殿
かしましのお婆を返せ 一夜にさまざまの世の噂
四 長久の江戸棚
きれめの時があきなひ 春の色めく家並の松
新註世間胸算用(1934年刊)WEB凡例
1:底本は『新註世間胸算用』(鈴木敏也校註 大倉広文堂 1934年刊 国会図書館デジタルコレクション)です。
2:校訂の基本方針は「本文を正確にテキスト化しつつ、現代の人に読みやすくする」です。
3:底本のふりがなは全て省略し、底本の漢字は原則現在(2025年)通用の漢字に改めました。
4:繰り返し記号(踊り字)、合字(合略仮名)等は、漢字一字を繰り返す「々」を除き、原則文字表記しました。
5:句読点、濁点半濁点および発話を示す鍵括弧は適宜修正、挿入し、改行も適宜しています。
6:かなづかい、送り仮名は、文語文法に準拠し、適宜改めました。
7:校訂には『新潮日本古典集成 世間胸算用』(金井寅之助、松原秀江校注 新潮社 1989)、『世間胸算用 決定版 対訳西鶴全集13』(麻生磯次、冨士昭雄著 明治書院 1993)、『近代日本文学大系 第3巻 (井原西鶴集)』(笹川種郞解題 国民図書 1927)、『西鶴世間胸算用詳解』(植村邦正著 大同館 1935)を参照しました。
8:底本本文の修正のうち、必要と思われるものは校訂者注で示しました。但し、以下の漢字は原則として、他の漢字あるいはかな表記に変更しました。
漢字表記変更一覧
複数篇にわたるもの(五十音順 但し現代仮名遣い)
ア行
明く→開く・空く 壱→一 一盃→一杯 玄猪→亥の子 碓→臼 中→内 恵美酒・恵美須→恵比寿 面屋→母屋
カ行
皃・貌→顔 各別→格別 影・陰→蔭 借す→貸す 衒→騙り 替はる→変はる 碓→唐臼 義→儀 花車→華奢 義→儀 子共・小共→子供 比→頃サ行
月額→月代 島→縞 如在→如才 拾→十 極月→師走 身体→身代 僉議→詮議タ行
代々→橙 焼く→焚く・炊く 莨菪→煙草 灯挑→提灯 耗→費へナ・ハ行
中→仲 廿→二十 弐→二 念比→懇ろ 初尾→初穂 祖母→婆 隙→暇マ・ヤ・ラ・ワ行
廻ふ→舞ふ 食→飯 本・許→元 屋→家 夜半→夜中 余慶→余計 牢人→浪人上記以外(篇毎 登場順)
目 栬→紅葉 詠む→眺む
序1-1 閉づ→綴づ 弟子→乙子 直段→値段 襠→湯具 立具→建具 枕神→枕上
1-2 合→相 傘→唐傘 黒米→玄米
1-3 甲→兜 十面→渋面 男子→息子 始めて→初めて 備ふ→供ふ
1-4 羽→歯 愚智→愚痴 取る→盗る 鯲→泥鰌 捫む→揉む 薬師→医師 仁王→人皇 悪い→憎い
2-1 荷ふ→担ふ 利→理 囉ふ→貰ふ
2-2 褐→襁褓 [⿰女旧]→姑 指す→差す 三絃→三味線
2-3 煮る→煎る 移す→写す 兵→強者
2-4 瞿づ→怖づ 帥→粋 摩ぐ→研ぐ 渋→錆付く→憑く 懸乞→掛乞
3-1 三番三→三番叟 火燵→炬燵 御服→呉服 牛涎→膠 見世→店 独→一人 籠→牢
3-2 喧𠵅→喧嘩
3-3 場→庭 堺→境 躮→倅 帰る→返る
4-1 赤い→明い 貧乏→貧方 咄→話 追匠→追従
4-2 角→隅 二たび→再び
4-3 姨→伯母
4-4 鳬→鴨
5-1 誦む→詠む 赤ね→茜 釣る→吊る 蚊屋→蚊帳 檀→壇
5-2 勢→精 進む→勧む
5-3 各→各々
5-4 着く→付く 足→脚
なお、底本には現代では差別的とされる表現がありますので、その点、ご注意ください。
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