【翻字】
 世の中の大永五年 長月のかのえさるの夜 百首よむなり

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【通釈】
 世の中で、大永五年九月の庚申の夜に、百首詠む事である。

【語釈】
・大永…元号。1521~1528年。
・長月…陰暦九月。
・庚申…干支の五十七番目。年月日を干支で表す暦法があった。

【解説】
 この歌は荒木田守武の歌ではなく、編者もしくは注者による歌と推察されます。絵は、貴人男性が書机を前に筆を手にして座る姿が描かれています。

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(底本:『世中百首絵鈔』(1835年刊。三重県立図書館D.L.))