2016年05月23日 世中百首絵鈔76~101 index 七十六 心にも入りて扱ふ物ならば 公事は無為にやならん世の中七十七 世の中の正体なしは なす事もなければありき来ては寝るのみ七十八 良い事は例にも引け 良からざる事は例に引くな世の中七十九 世の中に人の恨みを受けぬるは 良からじとこそ思ひ知らるれ八十 あみの糸の一つ筋目の違ふ故 乱れにけりな人の世の中八十一 第一に大事の意見 第二には無心の所望 無益世の中 八十二 世の中に人の恩をば恩として 我する恩は恩と思ふな 八十三 世の中は今日人の上 明日は我が身の上なりと心得んかな 八十四 世の中は智恵方便に正しくて 身を修めんぞめでたかるべき 八十五 世の中にせまじき物は我は顔 空事盗み勝負諍ひ 八十六 世の中に物くさくして物知らで 物をば持たで物にかかりて ※ 八十七 世の中に文は落ち散る物なれば 用心してぞ書くべかりける 八十八 虎に乗り片割れ舟に乗れるとも 人の口端に乗るな世の中 八十九 世の中に書くべき物は書かずして 事を欠くなり恥をかくなり 九十 世の中に銭だに持たば 芸能もいらぬと我は思ふべらなり 九十一 世の中に芸能有てその上に 銭をば人の持たぬものかは 九十二 貪瞋痴此の三毒が世の中の 地獄と説かれたまふ仏の 九十三 親先祖なま弔ひにするならば 報ゐ有べき世の中の人 九十四 思ひ出をしつつ後生を願へたゞ 久しからぬは人の世の中 九十五 世の中につくづく物を案ずれば 嬉しきもなし悲しきもなし 九十六 世の中に人をいろひて何かせむ 柳は緑花は紅 九十七 津の国の難波の事も世の中は 有べきやうに有べかりけり 九十八 世の中は身の上を知れ知れや知れ 知れや世の中知れや世の中 九十九 料簡しいかに隠すと思へども ただよく人の知るは世の中 百 世の中に君は千代ませませと 直なる人にあるは天恩 百一 天照す神の教へを背かずは 人は世の中富貴繁盛 跋歌 世の中の大永五年長月の庚申の夜 百首詠むなり (※:解釈不能箇所あり) 「世中百首絵鈔」カテゴリの最新記事 タグ :#本書籍 < 前の記事次の記事 >