『蝦夷島奇観』は秦檍丸(はたのあおぎまろ)、すなわち村上島之允(1760~1808)の著した書です。彼は幕府の役人として蝦夷地を探索、北海道からクナシリ・エトロフまでを調査し、さまざまな書物を書き記しました。
北海道開拓の先駆者村上島之允
『蝦夷島奇観』の原本は国立博物館が所蔵、デジタル画像が公開されています。しかし、虫損があり、満足に読めません。写本は複数存在するようです。
Vol.62 200年前のアイヌ文化を伝える写本~『蝦夷島奇観』謎の加筆~2013年07月11日 法政大学
以下、早稲田大学図書館が公開している『蝦夷島之奇観』をご紹介します。国立博物館の原本に比べるとずいぶん内容は省略されていますが、状態がよく絵も美しいのが魅力です。版本ではなく巻子、巻物になっています。全部で24面あります。INDEXは最後にUPします。
蝦夷島之奇観 : 変り図入り / [秦檍丸] [撰] 早稲田大学図書館