校訂『芳賀矢一校 狂言二十番』 目次
凡 例
1:底本は『狂言二十番』(芳賀矢一校 1903年冨山房刊 国会図書館デジタルコレクション)です。
2:「01 見物左衛門」は、『狂言記』(1925年刊)とほぼ同じ本文です。「19 塵塚」は、『狂言記』(1925年刊)、『和泉流狂言大成』(1916~19年刊)、『能狂言』(1942~45年刊)、『狂言五十番』(1926刊)にない作品です。「17 仁王」「18 口真似」「19 塵塚」「20 鬼瓦」は、『狂言五十番』(1926刊)にない作品ですが、上記以外の15作品は全て、鷺流の古本を翻刻した『狂言五十番』(1926刊)とほぼ同文です。以上の事から、「01 見物左衛門」を除く19作品は、鷺流狂言であると校訂者は推定します(「01 見物左衛門」は、よくわかりません)。
3:校訂方針は、古文として読みやすくことに主眼を置き、古文文法および辞書に従って、底本テキストを適宜修正しました。
4:底本の旧漢字は現在通用の漢字に改めました。
5:二字以上の繰り返し記号(踊り字)はテキストにないため文字化し、適宜読点を加えました。
6:底本の登場人物は、▲を付して示しました。
7:読みやすさを考慮し、人物の交代、割注や会話、謡、語りの挿入等で改行しました。
8:底本の「一セイ」「強」「泣」「下」「笑」などの注記は《 》で示しました。
9:現在では差別的とされる表現も、底本を尊重し一切変更を加えていません。ご了承願いますとともに、取り扱いには十分ご留意願います。